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家族旅行6人の予算はいくら?国内/海外・日数・時期別の相場と内訳

先に結論
「人数(6人)」×「日数」×「行き先(国内/海外)」に、時期(連休・夏休み・年末年始)や手数料・税金が足し込まれて総額が決まります。
相場の起点としては、観光庁の統計で国内“宿泊旅行”の1人あたり平均支出は69,362円(2024年)。6人なら約41.6万円がベースの目安です(移動・宿泊・飲食・観光などを含む全国平均)。ここに、繁忙期の上振れ空港使用料・宿泊税・燃油サーチャージなどの固定的な費用が上乗せされます。
本記事は、最新の公的情報・公式サイトをもとに、6人旅行の“現実的な見積もりの作り方”をやさしく整理します(更新日:2025年11月6日)。

家族旅行6人の基本式:まずは「平均×6」から始める

国内旅行の全体像をつかむには、公的データの平均値を起点にするのが安全です。観光庁の暦年統計によれば、国内旅行の1人あたり支出は46,585円(全体平均)・宿泊旅行に限ると69,362円(2024年)。この「宿泊旅行の平均×人数」で母数を置き、そこから行き先・日数・時期で増減させると、6人旅行でもブレにくい概算が作れます。
例:69,362円 × 6人 ≒ 416,172円(2〜3泊の全国平均的な支出感)→ここに、移動手段・都市や時期の違い・部屋割り・アクティビティで上下。

ポイント
・平均はあくまで全国平均=「高めの都市」や「繁忙期」は上振れしやすい。
固定費(税・手数料)は見落としやすいので先に積む(空港使用料・宿泊税・燃油サーチャージなど)。
6人は部屋定員の壁が効きやすい(1室収容か2室・コネクティングか)。

国内旅行(6人)の内訳:移動・宿泊・食・観光に「固定費」を足す

① 移動費(飛行機/新幹線/車)

  • 飛行機(国内):子ども運賃は各社ルールに従います。たとえばANAは小児(3〜11歳)に25%相当のディスカウントを導入(対象運賃に適用)。幼児の取り扱い・同伴条件や小児ディスカウントの可否は最新ルールを必ず確認しましょう。
  • 新幹線・JR:JRの案内では、小児(6歳以上12歳未満)はおとな運賃・料金の半額(端数は切り上げ)。幼児・乳児の取り扱いも定めがあります。6人家族は年齢構成で総額が大きく変わります。
  • :高速料金・燃料代に駐車場代(都市部は高め)を加算。子どもの年齢によってはチャイルドシートが必要です(利用条件は航空/車それぞれの最新ルールを確認)。

② 空港使用料などの固定費は必ず積む

  • 羽田(国内線)旅客サービス施設使用料:大人450円/小児220円(出発・到着それぞれに課金、航空券代に含まれて精算)。6人往復だと地味に効きます。

③ 宿泊費+地域の宿泊税

  • 東京都の宿泊税1人1泊1万円未満は非課税1万円以上1.5万円未満は100円1.5万円以上は200円(素泊まり相当額が課税対象)。6人×泊数で積み上がるので、都市滞在では忘れず見積もりに。
  • 京都市の宿泊税:現在の税率に加え、2026年3月1日以降は新税率へ見直し予定が示されています。旅行時期が2026年3月以降の方は要チェック。

海外旅行(6人)の内訳:燃油サーチャージ・国際線PFC・旅券・渡航手続き費

① 燃油サーチャージ(航空会社ごと・2か月ごとに改定)

国際線は燃油特別付加運賃(サーチャージ)の改定が定期的にあります。たとえばANAは2025年10月1日〜11月30日発券の日本発で、ハワイ行き片道17,600円などの水準(路線別)を公表(往復は原則2区間計上)。6人だと×6人×往復のインパクトに。最新の適用期間と金額を必ず確認しましょう。

② 国際線の空港使用料(PFC/PSFC等)

羽田空港は国際線・国内線とも旅客サービス施設使用料が設定されています(航空券に合算)。金額はターミナル・区分で異なるため、発着空港の最新ページで確認を。国内線の具体例は前掲の羽田:大人450円/小児220円です。

③ パスポート費用(家族6人分)

外務省の案内では、申請窓口(都道府県)で支払う手数料や、オンライン申請時の納付方法などが整理されています。10年旅券・5年旅券・未成年の区分で金額が異なるため、人数×旅券種別で合算しましょう。最新の手数料・受け取り方法を必ずご確認ください。

④ 渡航手続き費(例:ハワイならESTA)

米国ビザ免除プログラム対象の渡航ではESTAが必要です。米税関・国境警備局(CBP)は2025年9月30日以降、ESTA申請料を40ドルに改定した旨を案内しています。6人家族だと40ドル×6人を見込み、申請サイトは公式のみ利用してください。

⑤ 海外のホテルで“かかりやすい費用”

  • リゾートフィー(ハワイ等):ホテルが設定する宿泊者向けの施設利用料で、ハワイ州では宿泊税(TAT等)の課税対象額に含まれ得ると示されています。目的地・ホテルごとに要確認。

時期・日数・部屋割りでいくら変わる?(6人旅行の“効きやすい”3要素)

① 時期(繁忙/閑散)

大型連休・夏休み・年末年始は需要が集中し、航空券・宿泊の基礎単価が上振れしがち。一方、長期休暇の谷間(連休明け〜梅雨、秋口の平日など)は比較的落ち着きやすい傾向です。相場は為替・燃油・供給座席数の影響も受けるため、最新の市況とサーチャージ水準をチェックして判断しましょう。

② 日数

航空券は“ほぼ固定+人数”宿泊・食・現地交通は“日数比例”で伸びます。2泊→3泊→4泊と延ばすほど、宿泊税や朝食代、現地の移動費・入場料も比例的に増えます(6人×泊数)。

③ 部屋割り(1室 or 2室 or コネクティング/コンドミニアム)

6人は「1室定員」「ベッド数」「添い寝条件」がボトルネックになりがち。2室に分ける/コネクティングを選ぶ/コンドミニアム(2ベッドルーム等)で快適さと総額のバランスを取りやすくなります。各ホテルの「定員・子どもの取り扱い」を必ず確認しましょう(都市滞在では宿泊税も部屋数ではなく“1人1泊”で加算)。

家族旅行6人のサンプル見積もり(テンプレ式)

下の表は“実勢価格”ではなく、内訳の漏れを防ぐテンプレです。実際の金額は時期・路線・在庫で大きく変わるため、航空券は往復総額(運賃+サーチャージ+空港使用料)を先に確定し、次に宿泊・食・移動・体験を人数×日数で積むとズレにくくなります。

費目 国内・飛行機 2泊3日(例) 海外・ハワイ 5泊7日(例)
航空券(運賃) 大人×人数+子ども割引(各社ルール)で検索 大人×人数+小児割引(適用可否)で検索
燃油サーチャージ ―(国内は通常なし) 路線別・期間別(例:ANA 25/10–11発券 日本発ハワイ 片道17,600円)を6人×往復で計上
空港使用料(PFC/PSFC等) 羽田国内:大人450円/小児220円 ×人数×往復 発着空港の国際線PFCを人数×往復で計上(各空港ページ)
宿泊 1室定員/2室/コネクティングを選択(朝食有無) 部屋タイプ(コンドミニアム/2ベッドルーム等)+リゾートフィーの有無
宿泊税 都市ごと(東京・京都など)で「1人1泊」課税を加算 州・市税(例:ハワイのTAT等)とリゾートフィーの課税対象に注意
食事 朝食付/外食/フードコート等の配分を日数×人数 物価・チップ文化を踏まえ日数×人数で多めに
現地交通 レンタカー/鉄道/タクシー(6人乗り可否) レンタカー(ミニバン等)/ライドシェア/路線バス
アクティビティ 入場料・体験(家族割引の有無) ツアー代・体験(年齢制限・送迎の有無)
手続き費 旅券(人数分)+ESTA等(人数分)

※サーチャージ例は期間・原油や為替で変動。最新の公表額をご確認ください。

6人旅行のコツ:総額を抑えつつ満足度を上げる7つの工夫

  1. まずは「固定費」を先に積む:サーチャージ・空港使用料・宿泊税・旅券・ESTAなど、変えにくい費用を先に確定。残り枠で宿・体験の質を調整。
  2. 部屋割りを早めに決める2室/コネクティング/コンドで動線と睡眠の質が安定。結果的に「現地で無駄な出費」が減りやすい。
  3. 子ども運賃の取り扱いを確認航空は小児ディスカウントや幼児条件JRは小児半額など年齢で差が出ます。
  4. “6人1台”の交通プラン:レンタカーは6〜7人乗りの在庫を早めに確保。都市部は駐車料金も計上。
  5. 食事は「朝食付×自炊×外食」をミックス:コンドミニアム滞在なら朝食や一部の食事を内製化して単価を平準化。
  6. “時期の谷”を狙う連休ピークは上振れ。学校行事・テスト期間など家族の予定表を見合わせ、平日発着・肩シーズンで調整。
  7. 見積りは「2本」作る:A案(コスパ重視)とB案(立地・広さ重視)で合意を取りやすく。

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