「家族旅行に旦那と行きたくない」って検索してる時点で、もう疲れてませんか。
行きたくない理由が“気分”だけならまだしも、現実はもっと細かい。準備、移動、子どもの世話、空気の悪さ…ぜんぶセット。旅は楽しいはずなのに、なぜか胃がキュッとなる。
ここで伝えたいのはひとつ。
「行きたくない=わがまま」じゃない。たいていは条件のズレ。
気持ちを否定せずに、家族が回る形へ調整する。今日はそのための現実的な手順をまとめます。
まずは「気持ち」と「条件」を分ける:1枚メモで整理
いきなり話し合いに入ると、だいたいこじれます。
先に、頭の中を1枚メモに落とすのが近道。
- 事実:日程/移動手段/宿のタイプ/同行メンバー(子どもの年齢など)
- 気持ち:不安、気が重い、イライラしそう…理由は短くてOK
- 困る条件:長距離運転/行列/朝が早い/義実家ペース など
- 希望:近場/滞在型/自由時間/役割交代/予算の上限
- 優先順位:「安全>体力>予算>観光数」みたいに並べる
ポイントは、夫(旦那さん)を責める材料にしないこと。
“あなたが悪い”ではなく、“この条件だと私はしんどい”。それだけで空気が変わります。
家族旅行で「旦那と行きたくない」よくある原因:責めない言語化
① 準備が片寄る:見えないタスクが多すぎ問題
宿を探す、持ち物を考える、子どもの着替え、薬、暇つぶし…
やることが見えないまま増殖する。気づけば、頭の中が“旅行専用のToDo”で満員。これ、地味にしんどい。
② 旅先で休めない:家事が「場所を変えただけ」になる
ホテルの廊下って、スーツケースのゴロゴロ音が反響しますよね。
その音を聞きながら、子どもの靴を揃えて、忘れ物チェックして、朝食会場へ誘導。
想像すると…旅なのに“勤務中”っぽい感覚になりがち。
③ ペースが合わない:見たい・食べたい・寝たいがズレる
「せっかく来たから詰めたい」派と、「余白がないと無理」派。
どっちも間違いじゃない。ズレたまま出発すると、2日目の夕方あたりでだいたい爆発します。
④ お金の感覚が合わない:小さなモヤモヤが積もる
食事、体験、移動、ちょい買い…旅は細かい支出の連続。
“使いどころ”が違うだけで、気持ちはギスギスしやすい。
⑤ 義実家・親戚が絡む:気疲れが桁違い
会うこと自体が悪いわけじゃない。
ただ、旅行は逃げ場が少ない。滞在時間や合流の仕方が曖昧だと、心が先に折れます。
⑥ 不機嫌スイッチが怖い:空気が重くなるのが一番つらい
旅先での不機嫌、破壊力が高い。
自分や子どもが萎縮してしまうなら、先に“回避策”を作ったほうがいい。後半で触れます。
角が立ちにくい伝え方:短く、具体的に、主語は「私」
言い方のコツは3つだけ。
- 事実(日程・移動・役割など)を先に置く
- 気持ちは短く(長文で説得しない)
- 代案をセットで出す(YES/NOで終わらせない)
たとえば、こんな順番。
例:
「今回のプラン、移動が長いよね(事実)。
私は正直、楽しむ前に疲れそうで不安(気持ち)。
近場にするか、1日目は移動だけにして休憩多めにできない?(代案)」
“行きたくない”をそのまま投げると、相手は防御モードに入りやすい。
だから、「行かない」より「条件を変えたい」の形に寄せる。これが落としどころの入口になります。
揉めやすいタイミングはここ
旅の揉めポイント、だいたい時間軸で決まってます。
- 前日夜:荷物・子どもの支度・明日の段取りでピリつく
- 当日朝:出発時刻に間に合う/合わないで空気が悪くなる
- 2日目夕方:疲れ+小さな不満が積もって臨界点
- 3日目朝:帰宅後の家事が見えて憂うつ(現実が追いかけてくる)
ここで気になるのが、「誰が調整役になるか」。
毎回あなたが調整役なら、そりゃ行きたくなくなります。普通。
落としどころは4種類:「全員が幸せ」は狙わない、現実でいく
理想は大事。でも、旅は現場。
ここは割り切って、選択肢を4つに分けます。
| 落としどころ(4種類) | 向いてる人 | 人を選ぶ点(注意) | 一言でいうと |
|---|---|---|---|
| ① 行く(条件を変える) 近場/滞在型/余白多め |
旅行自体は嫌いじゃない。条件が合えば楽しめる | 条件が守られないと、結局いつもの疲れ | 「旅行はOK、やり方を変える」 |
| ② 別行動を入れる 半日〜1日、合流前提 |
一緒にいる時間が長いほどストレスが増える | 連絡手段・合流場所が曖昧だと不安が増える | 「距離を取ると機嫌が戻る」 |
| ③ 別日・短縮参加 1泊だけ合流/最終日だけ |
フル参加がしんどい。仕事・家事の都合もある | 宿・交通の取り方で費用が増えることも | 「全部は無理、部分ならいける」 |
| ④ 今回は行かない(代案) 日帰り/近所でイベント |
今は体力・メンタルが限界。無理すると後が崩れる | 相手が“拒否された”と受け取りやすい | 「休むのも家族のため」 |
どれが正解かは、家庭によって違います。
とはいえ、私のおすすめの考え方はこれ。
- 子どもが小さくて荷物も多い → まず①条件変更(近場・滞在型)
- 同じ空間が続くと空気が悪くなる → ②別行動を必ず入れる
- 仕事・家事の都合で全部は無理 → ③短縮参加で“参加の形”を守る
- もう限界、行くと壊れる → ④行かない+代案で回復優先
行くと決めた場合:揉めないための「ルール化」3点セット
1) 役割を見える化:「運転/荷物/会計/子ども」を固定しない
旅の不満って、「やってくれてない」より「気づいてない」から生まれがち。
だから、紙でもスマホのメモでもいいので分担を見える化。
- 出発前:宿・移動の手配担当/持ち物担当/子ども準備担当
- 当日:運転・ナビ/チェックイン/食事の手配/子ども対応(交代)
- 帰宅後:洗濯・片付け・写真整理(ここ、忘れられがち)
「交代制」が大事。固定すると、片方の不満が育ちます。
2) スケジュールに余白:「観光の数」より「機嫌の維持」
観光地の情報を詰めるほど、現場はしんどくなる。
おすすめは“半日ブロック”で考えること。
- 午前:移動+1か所だけ
- 午後:宿で休憩(昼寝・お風呂・ごろごろ)
- 夜:外食か、宿で軽め
ホテルのロビーの香り、部屋に入った瞬間の「ふっ」と抜ける空気。
あの“余白”があるだけで、家族の表情が変わることってあります。
3) 空気が悪くなった時の合図を決める
不機嫌を止める魔法はないけど、被害を広げない仕組みは作れます。
- 合図ワード:「一回、休憩入れよ」
- 一時離脱OK:コンビニ、散歩、ロビーで5分
- 子どもの前で責めない:言うなら部屋に戻ってから
行かない/行けない時の伝え方:拒否じゃなく、設計変更
「行きたくない」は、相手に刺さりやすい言葉。
だから、言い換えます。“今回は設計が合わない”へ。
使える言い方(コピペ用)
「今回のプランだと、私は体力的に厳しそうで不安。
家族の時間は大事にしたいから、日帰りか近場の宿に変える提案してもいい?
それなら私も前向きに参加できそう。」
相手の気持ちも否定しない。自分の限界も誤魔化さない。
その中間を取りに行くのが、落としどころです。
予約・キャンセル・お金の話:揉める前に「確認」だけはしておく
ここ、現実パート。大事。
宿と交通を別々に取っている場合、キャンセル条件が別々のこともあります。
「あとで何とかなる」と思って進めると、関係だけ悪くなりやすい。
- 予約確定前に:キャンセル条件/返金の有無/変更の可否を読む
- 迷うなら:予約画面をスクショ保存(見返せるように)
- 困ったら:消費生活の相談窓口に相談という手もある
安全が不安な場合:旅行の話より「身を守る」優先
もし、話し合いで怒鳴られる、脅される、物に当たる、怖くて意見が言えない…
そう感じるなら、旅行の前に安全の確保が先です。外部の相談窓口を使うのは、甘えじゃありません。
まとめ:これは“家族の設計”の話。正解は家庭ごとに違う
- 「家族旅行 旦那と行きたくない」は、気持ちの問題というより条件のズレが原因になりやすい
- 落としどころは4種類:条件変更/別行動/短縮参加/今回は行かない+代案
- 言い方は短く、主語は「私」、代案セットが効く
- 無理を押し通すより、回る形に設計し直すほうが家族のためになりやすい
この記事は、あくまで一つの考え方の提案です。
状況や体調、家族の関係性によって合う選択は変わります。無理のない範囲で、最終的にはご自身の判断で行動してください。

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