先に結論。
「何日行けるか」×「暖かく過ごす or 冬を楽しむ」×「直行便の有無」で決めると迷いにくいです。
3~4日なら台北・ソウル、4~5日ならシンガポール・バンコク、6~8日ならホノルル(ハワイ)・シドニーが定番。
年末年始(12月下旬~1月上旬)は繁忙期で混みやすいので、直行便・家族向け立地のホテルを先に確保し、入国手続き(ESTA/SG Arrival Card など)は公式情報で必ず確認しましょう。年末年始が長期休暇(9連休など)になりやすい年もあります。
最終更新:2025年11月6日(日本時間)
【要点】年末年始の海外家族旅行は「期間×気温×直行便」で決める
- 3~4日(短期):移動が短い直行便×近距離が快適。ソウル・台北など。
- 4~5日(中期):常夏で雨に当たりにくい時間帯の行動計画を。シンガポール(北東モンスーン期でにわか雨あり)、バンコク(乾季で過ごしやすい時期)。
- 6~8日(ゆったり):ハワイ(ホノルル)で海や買い物、オーストラリア(シドニー)で南半球の真夏を楽しむ。
- 予約と費用の感覚:年末年始は旅行需要が高く値段が動きやすい時期。航空・旅行会社の年末年始特集でもピーク期として案内されます。
温暖エリアで過ごす(シンガポール/バンコク/ホノルル/シドニー)
シンガポール:一年中あたたかく、年末年始は北東モンスーン期でにわか雨が増える傾向。屋内施設や地下鉄が充実し、子連れでも動きやすい都市型リゾート。入国前にSG Arrival Card(電子入国カード)を到着3日前から提出します(無料)。東京→シンガポールの直行はおよそ7時間15分。
バンコク:12~1月は乾季で過ごしやすく、1月の平均は概ね21~32℃・降水少なめ。寺院・市場・大型モールと遊び場が多く、家族旅行でも行程が立てやすいです。
ホノルル(ハワイ):1月でも平均最高は約27℃・平均最低約19℃と温暖。直行便は目安7時間前後。VWPでの渡航はESTA登録が必要で、申請は出発72時間前までに推奨されています。
シドニー(オーストラリア):南半球は真夏。シドニーの1月は平均最高26℃・平均最低18℃が目安でカラッとした日も。都市&ビーチの両取りができ、長めの休みに向きます。
ひんやり~冬を楽しむ(台北/ソウル)
台北:1月の平均は概ね 最高19℃ / 最低14℃で、日本の秋~初冬くらいの装いが目安。小雨に備えて軽めのレインウェアが安心。
ソウル:真冬らしい寒さで、1月は平均高1~2℃・低-6℃前後が目安。防寒(耳まで覆う・足元が冷えにくい靴)を忘れずに。東京(羽田)→ソウル(仁川・金浦)の直行は約2時間半前後です。
目的地比較表(直行便の目安時間/1月の気候/家族向けポイント)
| 行き先 | 直行便の目安時間 | 1月の気候の目安 | 家族向けポイント |
|---|---|---|---|
| シンガポール | 約7時間15分(NRT→SIN) | 常夏・北東モンスーン期でにわか雨 | 屋内施設・移動のしやすさ(SG Arrival Card提出) |
| バンコク | 約6時間半~7時間 | 乾季で過ごしやすい/平均21~32℃ | 寺院・市場・巨大モールで家族も動きやすい |
| ホノルル(ハワイ) | 約7時間(HND→HNL) | 温暖/平均最高約27℃・最低約19℃ | ビーチ・買い物・自然。ESTA必須 |
| シドニー | (乗継または直行の有無は時期・便により変動) | 真夏/平均最高26℃・最低18℃ | 都市観光+ビーチの両立 |
| 台北 | 約3~4時間(便により変動) | 涼しい/平均19℃-14℃ | 屋台・夜市・博物館。日本人は90日まで無査証 |
| ソウル | 約2時間30~50分(HND→ICN/GMP) | 寒冷/防寒が必須 | グルメ・買い物・冬の街歩き |
フライト時間は代表ルートのおおよその目安です。実際は季節風・機材・時刻表で変わります。気温は各気候統計の平均値目安です。
日数別モデルと予算の考え方(断定しない相場観)
3~4日:台北・ソウルで「到着日から楽しむ」前提の近距離プラン。午前着→昼食→市内観光のムダ時間を減らす構成が相性◎。
4~5日:シンガポール・バンコクで「都市×動物園/水族館/テーマ施設」の半日観光×2~3本+フリー1日の配分が家族に優しい。
6~8日:ホノルル・シドニーで「移動1日+中日4~5日+予備1日」。連泊でホテル移動を減らすと小さな子も過ごしやすい。
年末年始は需要が高いピーク期。例年、連休が長い年(9連休等)は予約が早く動きやすい傾向があります。大型旅行会社の年末年始特集でも「今年の年末年始は最大9連休」といった案内が出る年があります。早めの航空券+キャンセル条件の確認を基本に、直行便・朝食付きホテルから押さえると計画が安定します。
入国・手続きチェックリスト(必ず公式で最新を確認)
- 米国(ハワイ):短期観光はESTAが必要。出発72時間前までの申請推奨。手数料や要件は随時更新されます。
- シンガポール:日本国籍は短期観光でビザ申請不要。ただしSG Arrival Cardを到着3日前から提出(無料)。
- タイ(バンコク):日本人の査証免除・滞在日数は運用が変わる場合があります(観光の取り扱いを公式で確認)。
- 台湾(台北):日本人は90日まで無査証滞在可(条件あり)。
- その他:各国の入国条件や提出書類は変わる可能性があります。外務省 海外安全/各国当局の案内で最新をご確認ください。
旅のコツ:子連れでも動きやすい行程づくり
- 暑い国:屋内(朝)→屋外(夕方)の順に。シンガポールはスコール後に晴れることも。
- 寒い国:地下街・屋内を活用しつつ、外は短時間×回数で。ソウルは風除け+保温が快適さのカギ。
- 移動時間の最適化:直行便の所要目安(例:HND→HNL 約7時間、NRT→SIN 約7時間15分、HND→ICN 約2時間半)を基準に、現地2.5~4日を確保するつもりで逆算すると失敗が減ります。
持ち物メモ(気温差に強い“重ね着”が基本)
- 暑い国:乾きやすい服、帽子、冷房対策の薄手長袖。
- 涼しい~寒い国:インナー+中間着+アウターの3層。手袋・ニット帽・防寒靴下。
- 共通:常備薬、子どもの軽食、モバイルバッテリー、変換プラグ、オンライン申請の控え(ESTA/SGAC等)。

コメント