年末年始に雪が降らないところに旅行するなら？予算・地域・目的別に紹介

更新日：2025-11-06

先に結論。
年末年始に雪が降らないところに旅行するなら、国内は沖縄・奄美、海外はグアム／シンガポール／バンコク（タイ）／台北の市街地／ハワイの沿岸部／オーストラリア東海岸（ゴールドコースト等）が候補です。
ただし、「完全に雪がない」ではなく“雪の心配が小さい”と考えるのが安全です。例外として、ハワイ島の高山（マウナケア等）は冬に降雪が起こることがあり、山頂道路が閉まる場合もあります。
一方、グアムは1〜5月が乾季で安定しやすく、海あそびも計画しやすい時期です。

1. 何を知りたい？

• 雪が降らない（＝暖かめの）年末年始の旅行先を知りたい
• 家族／カップル／三世代／友だちなど目的別の選び方を知りたい
• 予算の目安・日数別モデル・雨天時の代替案を知りたい
• 服装・持ち物、安全情報（気象・手続き）の注意点も知りたい

2. 地域別の候補（国内／海外／南半球）

2-1. 国内なら：沖縄・奄美（本島／石垣／宮古など）

沖縄本島や先島諸島は本州より温暖で、年末年始に雪の心配は小さいエリアです。とはいえ、2016年1月には名護市と久米島で「みぞれ」を観測（分類上は「雪」）。沖縄本島では観測史上初でした。例外はゼロではないことを覚えておきましょう。

過ごし方は、水族館・市場・カフェ・琉球文化体験・海辺散歩など屋内・屋外の両方を用意しておくと安心です。

2-2. 近距離海外：グアム

グアムは1〜5月が乾季、7〜11月が雨季（6・12月は移行期）とされ、年末年始は乾季寄りに入り海やプールの計画が立てやすいのが特長です。

2-3. 近距離海外：シンガポール

12月〜翌3月初めは北東モンスーン期。特に12〜1月は「雨の多い時期」です。雨でも楽しめる屋内観光（植物園ドーム、科学館、巨大モール等）が豊富なので、濡れてもOKな予定を混ぜると快適。

2-4. 近距離海外：バンコク（タイ）

1月は乾季で降水は少なめ、最高気温30℃前後／最低20℃前後の目安で、街歩き・寺院・屋台・屋内モールなど幅広く楽しめます。

2-5. 近距離海外：台北（市街地）

台北の1月平均は概ね「最高21℃／最低16℃」とひんやり。市街地で雪は想定しにくく、温泉・グルメ・屋内観光中心に組むと過ごしやすいです。

2-6. 中距離：ハワイ（オアフ等の沿岸部）

沿岸部は年中温暖で、年末年始もビーチや街歩きを楽しみやすい一方、マウナケアなどの高山は冬に降雪が起こり得ます。山頂へ向かう計画は最新の道路・気象情報を確認しましょう。

2-7. 南半球：オーストラリア東海岸（ゴールドコースト等）

日本の冬は南半球の夏。12月のゴールドコースト平年値は「最高28.0℃／最低20.6℃」が目安で、海も街も楽しみやすい一方、サイクロン季節は概ね11〜4月です。最新の気象・運航情報を必ず確認してください。

3. 予算別の考え方（目安）

価格は時期・空席・為替で変動します。ここではモデル的な考え方だけを示します（具体価格は各社公式で要確認）。

• 20万円台（合計）を目安に組むなら：近距離海外（台北・バンコク・グアム短め）2〜3泊／国内（沖縄）3泊
• 30〜40万円台：グアムゆったり・ハワイ短め・南半球の都市3〜4泊
• 50万円以上：ハワイ4〜5泊・南半球ビーチ＋アクティビティ拡充

総額を抑えるコツ：早割／連泊割／曜日の最適化（年末年始ピークの前後にずらす）／空港近くのホテルで移動コスト節約／屋内施設が多い立地選び（雨でも満足度を確保）

4. 日数別モデル（2泊3日／3泊4日／5〜7日）

4-1. 2泊3日（近場×効率重視）

到着日は「移動＋近場」、中日はメイン体験、最終日は午前に軽い観光→空港へ。
例：台北＝夜市＋温泉／バンコク＝寺院＋大型モール／グアム＝ビーチ散歩＋水族館

4-2. 3泊4日（バランス型）

屋外（ビーチ・街歩き）と屋内（博物館・モール・水族館）を1:1に。雨の多い地域（シンガポール等）は屋内多めの配分に。

4-3. 5〜7日（ゆったり）

前半は移動疲れの回復に配慮、後半に遠出や体験を。
ハワイや豪州は日程に余白を入れて、天候リスク（山頂・海況・サイクロン）回避の予備日を1枠用意。

5. 服装・持ち物（気温・雨・日差しに備える）

• 基本：半袖＋薄手の羽織／歩きやすい靴／帽子・日焼け対策（屋外）
• 雨が多い地域（シンガポール等）：折りたたみ傘・はっ水ジャケット・替えの靴下（北東モンスーン期は雨が増えます）
• 寺院観光（バンコク）：肩・膝を出しすぎない服装でマナー配慮
• ビーチ：ラッシュガード・サンダル・簡易防水バッグ

6. 予約・移動・安全のコツ

• 年末年始は需要ピーク。航空券・ホテルは早めの確保が基本
• 直行便や昼着便を選ぶと現地時間を活用しやすい
• 最新の気象・運航・入国条件は各国公式で確認（特に豪州のサイクロン季節：概ね11〜4月）
• ハワイの高山は降雪・通行止めの可能性があるため、山頂観光は直前の情報確認を

7. 行き先比較（気候の目安・特長）

※気温は代表地点の平年値・統計値を参考にした目安です。実際の天気は年により変動します。

8. よくある質問（FAQ）

1. 「本当に雪は降らないの？」
   沿岸の南国エリアは雪の可能性が小さい一方、沖縄でも2016年に“みぞれ（分類上は雪）”が観測されるなど、例外はゼロではありません。天気は直前情報も確認しましょう。
2. 「年末年始でも泳げる？」
   グアムやハワイ沿岸、豪州東海岸は計画が立てやすいエリアです。ただし風・雨・海況で体験可否が変わるため、予備日や屋内案を用意すると安心です。
3. 「雨が多い場所の楽しみ方は？」
   シンガポールは北東モンスーンの雨が増える時期でも屋内観光が非常に充実しています。傘と軽い雨具があると快適です。
4. 「豪州は夏だけど安全面は？」
   サイクロン季節（概ね11〜4月）と重なるため、公式の気象・運航情報を随時チェックしましょう。

9. まとめ：日数×目的×天気で“雪の心配が小さい”旅先を選ぼう

• 短期ならグアム／台北／バンコク、長めならハワイ／豪州が組みやすい
• 雨が多い地域は屋内プラン多め、ビーチは予備日を確保
• 最新の気象・運航・入国条件は必ず公式で確認